贅沢な香りとゆっくりした時間を楽しむために。安全に、美しく堪能できる新しい香炉を歴史ある富山県高岡の技術が作りました。

efu

gmark
ゆっくりとした時間を楽しむお香。それは香りを楽しむ時間であり、お香から立ち昇ってくる煙の姿を眺める時間でもあります。

「efu(エフー)」は400年以上の長い歴史を持つ金属工芸の町、富山県・高岡市がルーツのブランド「NAGAE+」による全く新しい香炉。

線香タイプのお香を横倒しに置いて焚く香炉。端正に作られた真鍮のスリットから、少しずつ立ち上る香煙で、お部屋に香りがやさしく広がります。

「efu」はそのスリットから立ち昇る、美しい香煙が揺らぐ様子を視覚的に楽しむことができる香炉です。熟練の職人の手作業によって作られた重厚感のある真鍮のスリットと、有機的なゆらりの香煙とのコントラストをお楽しみいただけます。

現在、日本で多く使用される線香タイプのお香を焚く手段として、主流となっている香立て。しかしこれらの香炉は燃焼部がむき出しであることでの安全面の問題や、香立て内部に残る燃え残りなどの問題がありました。

この「efu」はこれらの問題を解決しつつ、現代の多様化してきた住生活空間にマッチするデザインの香炉を追求し、完成しました。本体に作られた繊細なスリットが適切な吸気と換気を行うことでお香の火が消えづらい構造を備えていることも大きな特徴です。

一般的なスティックタイプのお香がお使いいただけます。7.5センチのショート型のお香と、香りが長時間お楽しみいただける15センチのロング型の2種類のサイズを用意しました。本体は真鍮色と、さらに同じベースにブラックコーティングを施した2色を用意しました。お部屋の雰囲気やお好みに合わせてお選びいただけます。

合理的な構造と外見の美しさが認められ、グッドデザイン賞を受賞。ひとつひとつが手作業の研磨加工を施して作られ、長くお使いいただける「efu」は時間とともに変わってゆく真鍮の経年変化も大きな特徴。

本体は使い方の説明書を同封した、特別な化粧箱に入れてお届けします。大切な方への贈り物に最適です。日本のもの作りをお伝えする、海外の方への贈り物としてもぜひご利用ください。

Supported Products


一般的なスティック式お香
*推奨サイズ:ロング 150mmまで・ショート 75mmまで


Sizes


ロング
:長さ17.5×奥行き2.5×高さ2.7cm
ショート
:長さ10×奥行き2.5×高さ2.7cm

Weight


ロング:460グラム
ショート:276グラム

Material


真鍮

表面加工
真鍮:上蓋:磨き・ベース部:バレル加工
真鍮ブラック:ブラックコーティング

Accessory


不燃マット

Country of Manufacture


日本製(富山県高岡市)

Brand Name


NAGAE+

Award


グッドデザイン賞 受賞


























How to Use









「efu」の直線的なスリットから立ち昇る香煙は、揺らいだり、その場にとどまったり、本体の形状とは対照的に、有機的で偶発的な表情を見せてくれます。

「efu」という名前には、心地よさを感じさせると言われる「1/f ゆらぎ」の Frequency(周波数) の「f」と Fluctuation(ゆらぎ)の「f」、そして香煙の Flow (流れ)の「f」の意味を込めて名付けました。






「efu」は線香タイプのお香を横倒しで置いて焚く香炉。付属の不燃マットをベースにセットし、その上に火を着けたお香を寝かせてご使用いただく新構造です。

線香はその種類や保管環境にともなう湿気、および香炉の使用環境の換気状態によって火が消えてしまうことが多いもの。これを解消するためにこの「efu」は空気の導入を促すスリット構造を備えています。

さらに日本で一般的な線香タイプのお香を、香立てを用いて焚く際の問題点である、安全面や燃え残りの無駄を解決する為に、線香を横倒しの状態で置く形態の香炉としました。
















この「efu」を製造しているのは、400年もの歴史を持つ日本有数の金属産業の町、富山県・高岡市。加賀百万石の庇護の下、銅器をはじめとする金属産業が発展し、その技はすぐれた伝統工芸品とともに育まれ、同時に世界の最先端技術を備えて、身近な道具や製品として、さらには多くの建築物を支える製品、部品を作り続けています。

この「efu」を作る「NAGAE+ 」ブランドも、実は70年の歴史を備えた金属加工メーカーと、世界有数の先端技術を備えた金属加工職人たちが、ひとつひとつ作り続けています。






「efu」は多様化する、私たちの住生活空間に自然な形で存在できるよう、吸気・排煙用の開口部も直線のスリットとし、直線のみで構成されるモダンなフォルムを職人が作り上げました。

端正な直線を基調とした硬質なスリットから立ち上る香煙の、有機的で変化に揺らぐ様子をぜひゆっくりとした時間とともにお楽しみください。

素材には、表面の酸化により経年で色合いが変化する真鍮を採用。ひとつひとつが職人の手作業による鏡面研磨と、切削研磨によるツートーン仕上げです。常に同じ状態で留まる事がなく、世代を超え、長くお使い続けることのいただける真鍮の仕上げの違いによる経年変化の違いを楽しみください。











Package


大切な方への贈り物に最適です。






特別な化粧箱。日本語と英語の取扱説明書が付属。

















Variations


efu ショート

gift




efu ロング

gift






Variations


efu black ショート

gift




efu black ロング

gift









Interview


プロデューサー・インタビュー 株式会社ナガエプリュス CEO兼プロデューサー 長柄洋一さんにうかがいました









この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください

この香炉を手がけるきっかけとなったのは、コロナ禍によって生活様式が大きく変化し、テレワークの普及によって「仕事」と「プライベート」の空間的な境界が曖昧になったことにあります。 そうした中で、香りを用いて気分を切り替える習慣が広まりました。

たとえば、仕事中は頭が冴えるすっきりとした香り、リラックスしたいときは安らげる香り、といった具合に、香りが空間や時間のスイッチとして機能するようになったのです。この流れとともに、従来は限られた層のものであった「お香」が、より広い層に受け入れられ、日常の中に自然と溶け込むようになってきました。

当社の母体である株式会社ナガエではこれまで、仏具としての香炉や、伝統的なお香炉を長く手がけてきた実績があります。 そうした背景をもとに、「香炉」というものを改めて捉え直し、現代の暮らしや住空間に自然に馴染む、新しいかたちの香炉をつくろうと考えたのが本製品開発の原点です。


最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください

この製品を形にするうえで意識したのは、フォルム・機能・素材が自然に同居する、バランスの取れたデザインであることです。 見た目だけでなく、使い心地や安全性にもきちんと配慮することを大切にしました。

たとえば、本製品では、線香タイプのお香を不燃マットの上に寝かせて使用する方式を採用していますが、お香は湿気を含んでいたり、空気の流れが不足していると、途中で火が消えてしまうことがあります。このことを解消するため、蓋の部分の構造に空気の導入量を調整できる工夫を施し、安定してお香を楽しめるようにしました。

また、現代のモダンな生活空間に自然と溶け込むことを意識し、直線を基調としたシンプルなフォルムを採用。 構成要素は必要最小限にとどめ、空気の導入口と香煙の立ち上がりを演出するスリットのみで全体を構成しています。 主張しすぎず、それでいて使う人の暮らしの中に静かに馴染む――そんな佇まいを目指しました。


この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?

本製品には、真鍮という素材を使用しています。 真鍮は、古くから仏具や建築装飾、船舶部品など、実用性と美しさの両面で重宝されてきた金属であり、私たちの母体である(株)ナガエの本社がある富山県高岡でも、長い鋳物の歴史の中で大切に扱われてきた素材です。

その魅力は、加工のしやすさといった実務的な利点に加えて、使い込むほどに風合いが変化する経年変化にもあります。 手の跡や空間の空気を取り込みながら、時間とともに色味や質感が深まっていく様子は、使い手とともに育つ素材ならではの魅力です。

当社では、「Timeless」「Borderless」「Ageless」「Genderless」という4つのlessをデザインコンセプトとして掲げており、真鍮はその思想に非常に適した素材だと考えています。長く、世代を超えて使い続けられることを前提に、あえて表面にはクリアコーティングなどの処理を施さず、自然な変化を楽しんでいただける仕様としました。また、真鍮は高い加工性を持ち、鏡面仕上げのように光沢のある表情にも仕上げられる一方で、バレル加工や粗し仕上げにより、柔らかく落ち着いた質感も表現できます。

「efu」ではこの素材の特性を活かし、蓋部分は鏡面磨き、ベース部分は粗し仕上げとすることで、表面仕上げのコントラストによって素材の多様な表情を引き出すことを意図しました。 機能性だけでなく、触れる・見るといった行為にもさりげない奥行きをもたせられたらと考えています。


AssistOnのお客様にメッセージをお願いします

「efu」は、「香りの道具」であると同時に、使う方の時間や空間にそっと寄り添う存在でありたいと考えています。

直線的なフォルムと、スリットから立ち上る香煙が生み出す静と動のコントラストは、香りを楽しむという目的だけでなく、その場の時間や空間そのものを静かに整えていくような効果をもたらすように思います。

私たちは、単に造形が整っていることや素材の面白さをゴールとは考えていません。むしろその先に、どのような体験や余白を生み出すかを大切にしたいと考えています。

お客様がこの香炉を手に取り、香りを焚き、ふと立ち止まることで、思考が緩んだり、気持ちが切り替わったり、創造的な時間が芽生える。「efu」が、そんな静かな時間を楽しむための小さなきっかけになれたらと願っています。







Brand Story


NAGAE+(ナガエプリュス)






NAGAE+(ナガエプリュス)は、四百余年の歴史を持つ金属工芸の街、富山県高岡市で1954年に創業したものづくり総合メーカー、株式会社ナガエから派生したブ ランドです。伝統工芸品から工業製品まで幅広く製造し、その両軸で培った伝統 的な手法と精確な先進技術で、ユニークで誠実なものづくりを行います。

日常の中に柔らかに溶け込んで、お客様の隣に、長く、そっといる。
地球も、体も、心も、循環できる商品と余白を作り出していきます。

























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