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石川光則・竹村謙二郎 編


126 ページ
2005年11月発行


21 x 15 cm

ドイツが生んだ筆記具の名品、LAMYの魅力に迫る編者、渾身の文具図鑑

書籍「ラミーのすべて」

¥1,575. (本体価格 ¥1,500.)

デザインの良さと書き味の確かさ。その両面を併せ持ち、世界中多くの愛用者を広げてきた、ドイツの筆記具メーカー「LAMY(ラミー)」社。

ブラウン社のシェーバーなどの名品を手がけたゲルト・アルフレッド・ミューラーをはじめ、ウルフギャング・ファビアン、マリオ・ベリーニ、リチャード・サッパーなど多くの著名デザイナーがデザインを手がけ、ラミーの歴史自体がドイツ近代デザインの歴史とも言える、確かなモノづくり続けてきた同社。その魅力は何なのか?

歴代のラミーの筆記具を美しい写真とともに掲載。さらにドイツの本社取材、社長インタビューなど、ラミー製品の魅力はどこからやってきたのか、豊富な取材からその魅力に迫っていきます。



ラミーの全ラインナップのカタログをはじめ、リフィルやパッケージ、ビジュアル・ディスプレー、日本未発売の紹介など、その統一された世界観は、第一級のプロダクトデザインの教科書とも言えるでしょう。

良い筆記具をお探しの方、これからラミーの筆記具を使ってみたいと思われているユーザー予備軍の良き教科書として。すでにラミーを愛用されておられる方には、自慢のネタ本として(あと数本は買ってしまうことが予測されますが)。手元に置いていただきたい文具本の傑作です。




表紙に登場しているペンはこちらLAMY 2000 マルチペン


もくじより



Part 1 今年手に入るラミープロダクツ-ラミー最新ラインアップ完全カタログ

Part 2 ラミーのできるまで
「デザイン」が生まれる場所、インタビュー-Dr.マンフレッド・ラミー 現社長が語るラミーの歴史とフィロソフィ、メイド・イン・ハイデルベルク、ラミーの故郷ハイデルベルクを歩く

Part 3 ラミーのデザインワーク
ラミーとプロダクトデザイナー、ラミーデザインのルーツを訪ねる、魅惑のパッケージ&ビジュアル展開、ラミーの歴史を彩るさまざまなプロダクツ

Part 4 ラミーを使いこなす
ラミーで書く・描く、ユーザーたちが語るラミーの魅力

Part 5 こんなラミー、あんなラミー
ドイツで買えるラミー製品カタログ、ラミー・アラウンド・ザ・ワールド、発見!ちょっと特別なラミー、そこが知りたい!ラミーに公開質問、ラミーからのメッセージ、ラミー製品とデザイナーの対照表/ドイツ連邦共和国全図、正規修理価格表

We Love LAMY




担当編集者より 石川光則さんインタビュー



個人的な興味と仕事上の必然性が相半ばして高まった結果、いろいろな方々のご協力を得て生まれた本です。

ラミーはデザイン一般に興味を持つ方々にとって、たとえ使っていなくても何となく知っている、またブランド自体に詳しくなくてもつい動向を気にしてしまう、そんな筆記具ブランドだと思います。 '66年に発表されたロングセラー「ラミー2000シリーズ」や、アシストオンさんの商品紹介写真にもそれとなく(でもけっこう頻繁に?)顔を出す「サファリ」など、シンプルなデザインで知られるラミーですが、'90年代以降のラミーデザインは思いのほか多彩であることに、この本を編集して改めて気づきました。

しかし、そのような中にあってもラミー製品は常に一定の「ラミーらしさ」を湛えています。この、比較的大きな企業としては珍しいほどの一貫性の秘密は、実はDr.Lamyという現社長(二代目。近々後進に道を譲る予定とのこと)の強靱な指導力と精神力にありました。彼のロングインタビューからは、企業とデザインとの美しい関係の一例(あくまでも一例だと思いますが)を読み取っていただけると思います。あのサファリにも苦難の時代があったなんて、今からは想像がつきません。

ラミー本社と工場のレポートは、本書のハイライトかと思います。美しい社屋といい、想像以上に徹底した「モノづくり」のラミー的方法論といい、思わず就職したくなること請け合いです。でも一つだけあった難点を、そっとお教えしてしまいます。真夏の取材だったにもかかわらず、夏が短いドイツとあって、ラミーといえども冷房完備では.....ないのです。撮影、本当に.....暑うございました!(石川光則)