スマートフォンを包みこんで、どこへでも。美しく膨らんで、カードケースやバッテリーも収納。果物を守る構造から学びました。

FABRIK MESH

スマートフォンをしっかり包み込んで、液晶画面や本体をきちんと守りながら、必要な時にすぐに取り出して使うことができる。そんなスタイリッシュなスマートフォンポーチをFABRIKが作りました。

ビビットなカラーやシックな色合いの工房オリジナル染色によるタンニン鞣し・国産牛革を使用して、使いやすさを追求した革製品を作ってきた工房、FABRIK。このスマートフォンポーチにも、そのユニークな構造とデザインに特徴があります。

お手本にしたのは、輸送時に果物を守っている「フルーツネット」。筒状にした皮革に計算から編み出したスリットを施すことでメッシュ構造にして伸縮自在に。あなたのスマートフォンを優しく包み込み、さらに一緒に持って歩きたいもの、ちょっと挟んでおきたい小物もまとめて収納します。

気がつくとかさばりがちなポケットをこのポーチに入れて、スマートに快適に。メモ帳やペン、小型財布やキーケース、モバイルバッテリーなどもスマートフォンと一緒に。メッシュ構造がどんな形にもフィットしてくれますから、サングラスや老眼鏡を入れておくのにもぴったり。もちろんプラスアルファの収納を行わない時には、たいへん薄く、コンパクトなポーチに戻ってくれます。

ストラップは蝋引き加工を施した綿紐を使用し、手触りの良さと風合いの良さを両立させました。身体の前に下げたい時、斜めがけしたい時、そのシュチュエーションに合わせて、結んで調節していただく仕組みです。

本体に使用した上質な天然タンニンなめしの皮革素材は、日本国産の上質な皮革素材を使い、ひとつひとつ工房の職人によって手作りで作られています。

ビビットなカラーは工房オリジナル染色によるプレーン皮革を使用。そして落ち着いたカラーのラインナップは、ユニークなワックス加工を施した革を使用したもの。どちらの色合いも使うほどに手に馴染み、皮革素材そのものの味わいも増してきます。

豊富なカラーバリエーションを揃え、上質で長くお使いいただける素材を使って作った「FABRIK MESH」。あの方に最適な色合いを選んで、大切な方への贈り物としてもご利用ください。

Supported Products


スマートフォンの収納
:最大サイズ iPhone15 Max/Pro Max(160.7×7.85×77.6mm)



Sizes


横8.5×縦18cm
ストラップ長:125cm

Weight


40グラム

Material


本体:スムースレザー(国産牛革・タンニン鞣し)

Country of Manufacture


日本製(ハンドメイド)

Designer


鈴木大基

Brand Name


FABRIK(日本)



Notes


皮革の表面にキズ、色むら、こすれ、シワなどがある場合がありますが、天然素材の特性としてご理解ください。

iPhone14 Pro Maxのサイズをベースにしたサイズ設計で多くのスマートフォンは収納できますが、縦に長い機種は上面部分がはみだす場合があります

伸縮するためケースをつけていても問題ありませんが、シンプルなものがおすすめです。凹凸がたくさんあるようなものは避けてください












































Product Guide


iPhoneやスマートフォンはもちろん、身の回りのいつも手元に置いておきたいものを収納できます。そしてカラーは9色からお選びいただけます。

























Product Guide


スマートフォンを優しく包み込む構造は、私の生活の中にあるあの構造から学びました。











スマートフォンを優しく包み込んで、きちんとフィットしてくれるポーチ、「FABRIK MESH」。スマートフォンなら、iPhone 14 Maxサイズにも対応。さまざまなサイズのスマートフォンにも対応し、さらに小型のお財布、眼鏡ケースなどにも使えます。

その秘密はメッシュ構造。皮革素材が備えている弾力性と強度のバランスを上手に使うことで、筒状の本体に計算された切り込みを施すことによって伸縮性を持たせました。










学んだのは、スーパーマーケットの果物売り場でいつも見かける、フルーツネット。リンゴなどの果物を優しく包み込んでくれているあの賢い構造をこのスマートフォン用ポーチとして応用しました。

底面に向かって絞られた作りで、守りたいフルーツの側面から底面までを上手に覆って保護する。そして覆った果物の状態がよく見えて、上も下も塞がってないのに、きちんとフィットしている。クッションが必要な部分をしっかり包み込みながらも、出し入れも簡単。

そんな、生活の中に当たり前にあって使われてきた、そして長年使われてきた確かな仕組みから、スマートフォンや持ち物を「包む」「守る」「運ぶ」かたちを学びました。






フルーツネットは筒を真ん中で折り返す、それだけで完成しています。継ぎ目のない作りは素材に掛かる負担を分散させ、ネット自体の破損も防いでいます。また折り返しの構造はクッション性を高めることに貢献。さらに膨らんだフォルムは私たちに安心感を与えてくれます。

メッシュのスポンジを皮革に置き換えて再構成。スリットの長さによって膨らんだ時の網目の大きさをコントロールするデザイン。アシストオンでもお馴染みの、皮革素材を使ったお財布やキーケース、ペンケースを作ってきたFABRIKの、極めて合理的で、計算しつくされた美しいデザインの、新しいスマートフォンポーチができました。

メッシュ構造にしたことで収納量が増えるメリットはもちろん、収納したものがポシェットの内部できちんと固定され、膨らむことで切断面が立体的に立ち上がり、メッシュの間から収納したものが見える不思議なコントラストが美しい。そんな効果もこのメッシュ構造はもたらしてくれます。
























このメッシュ構造によって、例えば筆記具やモバイルバッテリー、スマートフォン用の充電ケーブルなどの収納にも対応。膨らむことでさまざまな小物類の持ち歩きと収納を可能にします。もちろんプラスアルファの収納を行わない時には、たいへん薄く、コンパクトなポーチに戻ってくれます。

メッシュ構造ですから、袋内部に熱がこもってしまうことなく、スマートフォンをクールダウンしてくれます。もちろん凹凸のあるサングラスや老眼鏡の収納ポーチとしても最適。首から下げていれば、必要な時にすぐにグラスを取り出すことができます。






底面部はホックで固定する構造にしました。このホックを開けてやることで、スマートフォンを収納したままケーブルを繋いで、充電することも可能。小物が深く入りこんでしまった時も、底から簡単に取り出すことができるようにしました。












Product Guide


蝋引き加工を施した綿紐を使用し、肌触りと耐久性もきちんと考えました。










使用中には肌に触れている、ストラップ。太めのコットン紐を素材に使用し、さらに蝋引き加工を施して、耐久性も高めています。












紐の長さはこのように先端を結んで調節してください。首から手前に下げるときは短く、斜めがけにして使いたい時は長めに、もしくは結ばずに使えば良いでしょう。












Product Guide


国産の上質な皮革素材を使用しま、ひとつひとつが工房で丁寧に手作りされています。










この「MESH」は日本国産の上質な皮革素材を使い、ひとつひとつが工房の職人による手作りで丁寧に作られています。

このビビットなカラーは工房オリジナル染色によるプレーン皮革のアイテム。天然タンニンなめしで、美しい色合いと、心地よい手触り、肌触りをお楽しみいただけます。






レモンやターコイズなどのビビットなカラーに加え、落ち着いたブルーやブラックなどカラーのラインナップは、ユニークなワックス加工を施した革を使用したもの。シックな色合いで、使うほどに手に馴染み、皮革素材そのものの味わいも増してきます。豊富なカラーバリエーションを揃え、そして長くお使いいただける素材を使っていることもこの「NESH」の大きな特徴。あの方に最適な色合いを選んで、ぜひ贈り物としてもご利用ください。







この「MESH」、実は皮革素材の特徴を上手に活かし、縫製をいっさい行わず作られています。ストラップ紐も袋状の構造を使って本体に通しています。FABRIKらしい、皮革素材を知り尽くし、製造工程を可能な限りシンプルに、一才の無駄を取り去った極めて合理的で美しい構造で出来上がっています。






この「MESH」を作っているのは、FABRIK(ファブリック)。2012年にクラフトマンとプロダクトデザイナーによって発足した、デザイン、OEMを主な事業としたクリエイティブスタジオです。

2014年よりオリジナルブランド「FABRIK」をスタート。オリジナル商品の企画製造販売を通じて自社のクリエイションを発信しています。三角屋根と煙突をかたどったブランドアイコンは「FABRIK」のシンプルで明快なものづくりを表すシンボル。東京・上目黒のアトリエで生まれるアイデアを、日本の作り手と共に磨き上げ提供します。













Package


捨ててしまうところのない、再利用を想定したパッケージをデザインしました。











捨ててしまうことがもったいない、と思ってしまう機能美にあふれるフルーツネット。その影響を受けた「MESH」は、そのパッケージを再利用したデザインにしました。

外側のパラフィン紙を取り外すと、本体はコシのある高密度フェルトに包まれています。このフェルトには白線がプリントされていて、この白線に沿ってカットすれば、インナーや間仕切りとしてご利用いただけます。

スマートフォンのガラスや、メガネのレンズ保護に。iPhone miniやSEなど、小さめのスマートフォンを収納する場合には、このフェルトがインナー材としての活躍し、収納時のフィット感を高めます。

加工せず、そのまま小物を置くマットとして使っても素敵です。
パッケージサイズ;18.5×9×2cm 日本語の解説書入り





















Colors



FABRIK MESH アイス・ホワイト





FABRIK MESH レモン





FABRIK MESH ターコイズ





FABRIK MESH キャメル





FABRIK MESH ブリックレッド





FABRIK MESH ダークグリーン





FABRIK MESH ブルー





FABRIK MESH チョコレート





FABRIK MESH ブラック









Interview


デザイナー・インタビュー 鈴木大基さんにうかがいました









この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください


梱包材のデザインについてスタディする中で、フルーツネットに注目したことがきっかけです。 当たり前のように使われているフルーツネットも、改めて観察すると、長年の技術が蓄積されたかたちなのだとわかります。

特に「筒」と「袋」のあいだのような機能と伸縮性はユニークで、機能的なマテリアルとしての可能性を感じました。 日頃から、持ち物を減らすのがトレンドの中で、時にポケットがかさばってしまう、モノ(フィジカル)好きな私たちが抱える日常のモヤモヤを、スマートにサポートする収納が作れないかと考えていました。

そんな折にフルーツネットに触れて、必要なだけ収納量を増やせる新しい収納のデザインに、この伸縮性はぴったりかもしれない、と考えました。







最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください


構造に倣い素材を置き換えるだけでなく、マテリアルそのものをデザインし、素材や構造そのものがスタイリングとなる設計を心がけました。

素材が変われば、適した製法や構造も変わります。フルーツネットの構造を応用し、素材を置き換え、新しいプロダクトに再構成していく過程で適した製法を見極めることがデザインのポイントになりました。

今回私たちは革のシートに切れ込みを入れるだけのプリミティブとも言える製法を採用しましたが、収納を想定するするデジタルデバイスと、モノとしての温度差が出ないよう、試作を重ねて切れ込みのピッチを調整。モチーフの構造やイメージを失わず、よりシンプルで精緻な印象を与える造形を模索しました。



この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?


MESHではフルーツネットをモチーフに材質は「スポンジ」を「革」に、製法は「ネット」を「メッシュ」に置き換えています。 ネットもメッシュも日本語で一言に「網」ですが、「ネット」は編み加工されたもの。

対して「メッシュ」は素材そのものであったり、より原理的な意味を持ちます。 たとえばホオズキの葉の肉が落ち、葉脈が残った状態もメッシュといえます。





天然皮革はもともと繊維が高密度に絡み合う素材です。強さやしなやかさといった革の特徴は、メッシュ方式がより活かせると考えました。

革はFABRIK定番アイテムで使用している国産のスムースレザーを、薄く漉いて使用。 締まった繊維は時間とともに徐々にほぐれ、使用者の使い方に寄り添うように、個性的な変化を見せてくれます。天然皮革は個体や鞣しロットごとに個性があり、シワや血筋、微細な柄が入ったりと一つとして同じものはありません。

そんな天然皮革の表情をより豊かに、醍醐味が存分に活きるよう、革の特徴を活かした構造とシンプルなデザインを心がけています。

おまけの素材の話ですが パッケージには、再使用を想定して厚手の良質なフェルトを採用しています。 印刷の線に沿ってカットすればインナー材として、スマートフォンのガラスの保護や眼鏡のレンズ保護に使用できます。「ワークショップパッケージ」をテーマに、遊び心いっぱいにデザインしておりますので、そちらも併せてお楽しみいただければ幸いです。



AssistOnのお客様にメッセージをお願いします


製品をご覧いただきありがとうございます。私たちは東京は中目黒のアトリエを拠点に活動するクリエイティブカンパニーFABRIKです。

プロダクトデザインやアパレルOEMなどのクライアントワークと並行して、オリジナルブランドFABRIK®︎を展開しています。 自社の製品開発では、主に私たちの活動する東京の革職人たちとものづくりをしています。

東京のものづくりの現場に実際に触れることで見えてきた、職人の高齢化や後継者不足などの問題点。それらを解決していくための一つの役割をデザインの力で担えればと日々活動しています。

FABRIKの製品はデザイン思考で試作設計を行い、職人の手仕事によって量産されます。 デザインとクラフトのバランスが生む、ちょうど良い温度感が伝われば幸いです。所謂一般的な「革製品」と異なる生産背景から生まれるプロダクトは、シンプルなデザインと明確なコンセプトをもち、シームレスでふくよかなフォルムが特徴です。

デザインとクラフトのバランスが生む、ちょうど良い温度感が伝われば幸いです。 使うほどに表情豊かに変化する革の質感が存分にお楽しみいただけると思います。カラーバリエーションも豊富に揃えておりますので、ぜひお気に入りを見つけてください。











Brand Story







FABRIKは2012年にクラフトマンとプロダクトデザイナーによって発足した、デザイン、OEMを主な事業としたクリエイティブスタジオです。東京・上目黒のアトリエで生まれるアイデアを、日本の作り手と共に磨き上げ提供します。

2014年よりオリジナルブランドFABRIK®をスタート。オリジナル商品の企画製造販売を通じて自社のクリエイションを発信しています。三角屋根と煙突をかたどったブランドアイコンは、わたしたちのシンプルで明快なものづくりを表すシンボルです。

あらゆる「もの」をデザインします。先入観や既成概念にとらわれず、ものそれぞれの「あるべきすがた」を探求し、かたちにすることを心がけます。素材、機能、人、製造背景。ものづくりにまつわるさまざまな要素をたよりに、「理」に寄り添った、タイムリーでタイムレスなものづくりを目指します。









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